子安観音寺のご紹介
オリーブで知られている小豆島の大部港からすぐ近くにあるお寺です。
江戸時代の元禄8年、西暦にして1695年に京都大覚寺より子安観音寺の寺号を賜り350年近くの歴史があり、小豆島の島民から本州、四国、遠くは北海道や沖縄まで日本全国からご参拝にいらしていただいております。
また、病気封じの専門道場である奥之院山之観音、厄除け不動尊である恵門之不動、幸せ観音とも呼ばれる小豆島大観音と合わせて、しあわせの四山めぐり「しあわせめぐり」の中心地としても知られており、様々な役割を追い求めてまいりました。
このページではそんな子安観音寺について、簡単ではございますが紹介をさせていただきたいと思います。
ご本尊様について
ご本尊は聖観音菩薩でございます。
三十年に一度ご開帳されるご本尊様は赤ちゃんを抱かれた聖観音様で、ご本尊様のおかげを戴きに特に…
- ●良縁
- ●子授け
- ●安産
- ●子育て
などの御祈願やお礼参りにご参拝者が来られております。
様々な視点からのお子様の幸せを御祈願させていただく中で「子供の寺」として知られるようになりました。
本堂について
当寺の本堂は平成27年に新たに建て直させていただいたものです。
脇人には全ての智恵を司る「文殊菩薩」と、様々なご縁を与えてくださる「愛染明王」がお座りになられており、ご参拝者の皆様を見守っています。
また、もう1つの見どころとして天井に描かれた約五百種類の花の絵も挙げられます。
どうぞお気軽に本堂にお上がりになりご覧になっていただければ幸いでございます。
おうどんの御接待について
ご参拝者には毎日おつとめの後にさぬきうどんのお接待をさせていただいております。
当寺は実は昭和の時代に三度もの火災に見舞われました。火災というものは木造建築にはこれ以上ない大打撃でございまして、そのままではお寺の存続は難しいものとなってしまいます。
しかしながら、三度とも本当に沢山の方々のお力添えを戴き、建物もお寺の運営も立て直すことが出来たのです。
そのお礼として当時から参拝者の方々におうどんを振舞わせていただくようになり、今日に至るまでお接待として続いております。
ぜひご参拝の際はおうどんをお楽しみくださいね。
※夏場はおうどんではなくおそうめんをお出ししております
うどんのお大師様について
子安観音寺には十七代住職の晋山式(僧侶が新たに一寺の住職となる儀式)に合わせて西安の青龍寺管長寛旭猊下より直々に頂戴した「うどんのお大師様」がいらっしゃいます。
おうどんのお接待をさせていただくお堂に鎮座されていますので、ぜひおうどんをお召し上がりになる際にご覧になっていただければと思います。
当寺に掲示しております案内板の文章も以下にご紹介させていただいておきますね。
平成十九年の十二月九日に西安青龍寺管長、寛旭猊下より直々に日本で初めてうどんのお大師様として頂きました。
皆様方もご存じの通り、弘法大師空海和上は今より去る事、一千二百年前に中国西安に遣唐使の一人として入唐し、青龍寺で御修行なされました。そして御大師様は約二年間の厳しい修行の末、日本へ帰国を致しました。
その時に真言密教の秘法をお持ち帰りになられると共に、御大師様は麺類並びに菓子の製造技術を持って帰られた、いわば麺類・菓子類の請来の祖なのです。
子安観音寺は今までおうどんのお接待で皆様には親しまれてはいますが、この記念にあわせまして、『大師うどん』として、皆様には喜んでいただければ幸いです。
南無大師遍照金剛
海潮山 福寿院 子安観音寺
住職 泰道
ご祈祷について
安産祈願、厄除け、病気祈祷など、ご希望に合わせたご祈祷を承っております。
炉で燃やした仏火などに香・供物・薬種等を捧げ、願いに応じて祈祷いたしますので本堂内の申込所にてお申しつけください。
なお、ご祈祷は直接お寺にお越しいただいてお受けいただくのが一番良い方法ではありますが、願う気持ちが強ければお受けする方法は問題ありません。遠方の皆様にも可能なご祈祷のご紹介をしております。
お守りについて
- ●安産御守
- ●肌守り
- ●勉強守
- ●子供肌守り
- ●入試合格守り
など、各種お守りをご用意しております。
お守りにつきましてもやはりお寺にお越しいただいてお受けいただくのが一番良い方法ではありますが、願う気持ちがあれば授かる方法については問題はありません。
郵送でお受けしてもおります。
各種お守りのご案内と通販のお申込みについては以下のページをご確認ください。
お参りについて、ご祈祷について、御守りについて、また年中行事やその他のご質問がございましたらいつでもお気軽にお問合せください。
⇒お問い合わせフォーム
電話番号:0879-67-3006(子安観音寺)
自然に囲まれた当寺は四季折々の様々な表情がございます。
ご参拝の際はそうした四季の移ろいもぜひお楽しみくださいませ。